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有料老人ホームに入る前に、よく調べましょう。

こんなホームには気をつけて

高齢化社会の需要に応じようとする傾向から、有料老人ホームの数が増加していることには、好ましいことといえますが、しかしその反面、入居してみたら思っていたのと違っていたというような、入居者と運営側とのトラブルなども、増加しております。

そのようなトラブルの場合には、パンフレット等に記載されている情報と、実態とが食い違っていることが主な原因のようです。

今回は「こんな有料老人ホームは、優秀なホームである可能性が極めて低い」という例を、いくつか挙げてみたいと思いますので、どうぞ参考にしてください。

有料老人ホームの届出をしていない所は要注意!

老人福祉法には、「有料老人ホームを設置するものは、あらかじめその施設を設置しようとする地の都道府県知事に届け出なければならない」と定められています。
それにもかからわず、この届出を怠っている施設等や「類似施設」が、全国に数多くあります。

きちんと届け出が出されており、必要な報告や調査が行なわれているということは、その老人ホームが、一定の基準を満たしているということを意味するので、ひとまず安心できるといえるでしょう。

具体的な表記のないのは要注意!

「アットホームな雰囲気です」、「親切なスタッフ」といった、あたりさわりのない表現ではなくて、具体的に、介護スタッフが何人いて、そのスタッフの資格の有無などの情報が具体的に明記されていることが重要です。

「終身介護」、「緊急時の対応」と表記されている場合も結構多いのですが、それは具体的に何を意味するのかを明記し、それが基本的な管理費に含まれるのかどうか、または追加の費用が必要となるのかどうかについても確認するべきです。

重要事項の説明書が、提示されていないのは要注意!

「すぐに契約」とせかすばかりで、契約書や管理の規定など重要な書類をなかなか提示してくれない老人ホームは要注意と言えます。契約内をきちんと把握しないまま契約を結んでしまうようなことは、絶対にしないように注意しましょう。

体験入居制度のないのは要注意!

老人ホームを選択する前には、必ず自分で実際に見学し、体験入居することで、思ってもみなかったような事実に気づくこともあります。
夜間の介護体制や昼間には見えなかった点も確認できます。食事も実際に食べてみるとよいでしょう。その機会を与えない老人ホームは、避けたほうが無難でしょう。

その他、問題が発生した場合の窓口がない、スタッフの雰囲気や態度が悪い、他の入居者が生き生きと生活していないなどは、「要注意!」な施設のサインといえるでしょう。